お店のセンスを
語る新しい商用車。 /
日本に初めて誕生した
9人乗りの新しい乗用車。
(初代ハイエースデリバリーバンカタログ /
ワゴンデラックスカタログより)

初代H10系 1st GEN 1967-1977

H10系デリバリーバン
H10系ワゴンデラックス
H10系コミューター

時代は高度成長期の真っ只中。産業が盛り上がりを見せ、商売に使用する車はトラックが主流の中「全天候に適応した新しい商用車」として初代ハイエースは誕生しました。その甲斐あって、発売翌年以降はトラックとバンの使用比率が逆転するほど商用車の革命を起こしたパイオニアとなりました。

文字通り商用利用はもちろんのこと、自家用車に対してセダン以外は現在のようにファミリーユース専用という概念は非常に薄く、特に1BOXとバンを含めたステーションワゴン型は商売(=稼業・家業)と併用するケースが多く見られました。そこでも1BOXという車形を活かしたハイエースが大活躍しました。

そんな活躍を経て、セダン型およびバン(ステーションワゴン)型乗用車よりも多くの人が同乗できる車として、ワゴンやコミューターもシリーズに追加。1BOX乗用車としてもパイオニアとなり、時代を先取りしていくのでした。

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5年先10年先を見通した
新しい商用車のカタチ。 /
これからのワゴンはこうあるべき。
(2代目ハイエースバンカタログ / ワゴンカタログより)

2代目 H20系-H40系 2nd GEN 1977-1982

H20系前期
スーパーロングバンガソリン
H20系前期ワゴン
スーパーカスタムディーゼル
H20系後期ワゴン
スーパーカスタムディーゼル

商用車としてさらに飛躍させるべくロングバンやハイルーフのスーパーロングバンを追加し、ビジネスユースのニーズに応えることで商用1BOXをけん引し続けます。カラーバリエーションも豊富で鮮やかな色味を採用し、それまでの商用車=白いイメージを一蹴したのも2代目ハイエースバンの功績と言えるでしょう。

一方で乗用1BOXとしての可能性を見据えて、2代目前期では乗用性を意識したグレード展開も同時強化。この頃既に上位グレードはスーパーカスタムと名付けられ高級路線が誕生。後期型ではフロントフェイスなどの意匠変更や装備強化が図られ、乗用感を強化する試みがなされました。その試みは徐々に世間に受け入れられ、次世代へつながる基盤を築いていきます。

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ファーストクラスのニーズに
応える、優越の選択。 /
最先端の商用車と呼ぶに
ふさわしい魅力を、満載しました。
(3代目ハイエースワゴンカタログ / バンカタログより)

3代目 H50系 - H70系 3rd GEN 1982-1989

H50系前期:ワゴンスーパーカスタム・
サン&ムーンルーフ付ディーゼル
H50系後期:バン
2WD ロング スーパーGL
H50系後期:ワゴン
スーパーカスタムリミテッド・
2Lターボディーゼル

1980年代前半のバブル好景気を背景に、3代目H50系ハイエースは商用・乗用の両モデルで高級感や快適性を強めたモデルを展開。バンでは後期で初めて現在のメイングレードであるスーパーGLグレードが誕生し、3代目バン発売当時は丸目だったヘッドライトを角目4灯化するなどグレードアップが図られました。

ワゴンは2代目の乗用性を受け継ぐのはもちろん、縦積みの角目4灯ヘッドライトを備え外観の印象を刷新。一部グレードにはサンルーフ(スーパーカスタム サン&ムーンルーフ)やパワーリクライニング機能付シートなど豪華装備があり、乗用1BOXとしての魅力をさらに押し出していました。

こうした装備強化は、時代に求められ「付加」していったもので、ハイエースが商用車から乗用車寄りのイメージを大きく強める変革ではあったものの、軸は商用車としての実用性と快適性であったことは忘れてはなりません。

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熟成の深さが、
大人の感性を魅了する。 /
仕事に差がつく快適バン。
(4代目ハイエースワゴンカタログ / バンカタログより)

4代目 H100系 4th GEN 1989-2004

H100系中期:ワゴン
スーパーカスタムリミテッド2WD・
3000ディーゼルターボ
H100系後期:バン
2WD ロング スーパーGL
H100系後期:ワゴン
グランドキャビンG-p・
3000ディーゼル・ターボEFI

まだまだ続くバブル経済に合わせるカタチで、高級路線を継続した4代目H100系ハイエース。先代H50系で一定数のハイエースファンを獲得していましたが、このH100系で一気に世間へ浸透しました。

基本的にパール系やゴールド系の2トーンカラーでゴージャスなイメージを強調したワゴン。内装もとにかく豪華で、まさしく走る応接室のようでした。またレジャーブームに絡んで「RV(レジャーヴィーグル)」という言葉が誕生し、ハイエースも流れに合わせて4WDグレードにも積極的にチカラを入れます。

さらにオプションアクセサリーで人気を得ていた大型なグリルガードやフォグランプ、サイドステップ、ルーフキャリアなどを標準装備した特別仕様のRVグレード「クラブフィールド」や「クルージングキャビン」も登場。そして現在のグランドキャビンにつながるスーパーロングボディのロイヤルカスタムも初登場し、乗用1BOXとしてのハイエース人気を益々押し上げていきました。

一方バンは前期、中期、後期と順調に進化を遂げ、現在のH200系スーパーGLの基礎を確立。時代背景の影響か、サンルーフなど一見商用車には贅沢と思われるようなオプション装備も。

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新基準ビジネスパッケージ。 (5代目ハイエースカタログより)

5代目 H200系 5th GEN 2004-

H200系1型:ロングバン2WD・
2500ディーゼル・スーパーGL
H200系1型:ワゴン
2WD・2700ガソリン・
グランドキャビン
H200系3型:ワゴン 2WD・
2700ガソリン・ GL

先代でバン・ワゴン共に不動のポジションと存在を確立したと言っても過言ではないハイエースは、新たな時代へ。15年の長きにわたり親しまれたH100系から、5代目へフルモデルチェンジを果たします。新型H200系のコンセプトやデザインはとても洗練されたており、さらに新たなユーザーを取り込むことに成功。

大きな変化点として、グランビア・グランドハイエースといった乗用高級路線を初代アルファードに継承。メイングレードを標準ボディの「バン スーパーGL」として元来の商用車としてのポジションを重要視しました。

また、H200系から標準ボディ(ナローとも呼ばれています)をバン専用設定とし、乗用グレードは先代よりも幅広なワイドボディのみに改められました。バンはそれまでのH100系で培われた仕様をさらにブラッシュアップし、商用車でありながら洗練されたデザインを採用することで、モデルチェンジ後20年以上愛されるハイエースに仕上がりました。

H200系で新しく加わったワイドボディの利便性・新鮮さへの高評価と同時に、H100系以前の標準ボディに慣れ親しんだユーザーがあえて標準ボディのバンをチョイスすることも多く、商用・乗用両面の需要を得ています。

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  • *旧型車種画像素材提供:トヨタ博物館

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