4つのクラウンの展示や特別な試乗体験 「CROWN STYLE CARAVAN」が愛知で開催

EVENT REPORT

4つのクラウンの展示や特別な試乗体験
「CROWN STYLE CARAVAN」が愛知で開催

2024.03.29

3月2日(土)・3日(日)、クラウン専門店「THE CROWN 愛知高辻」にてお客様とクラウン開発陣を迎え、4つのクラウン展示と試乗会「CROWN STYLE CARAVAN」が開催された。会場には4つのクラウンとともに、開発に込めた想いが書かれた開発ストーリーボードを展示。さらに発売中の3つのクラウン(クロスオーバー・スポーツ・セダン)を乗り比べていただく特別試乗体験が実施された。

2日間に渡り開催された本イベントには、クラウン開発陣としてチーフエンジニアの清水、チーフデザイナーの宮﨑、車両性能を担当した多和田の3名のメンバーが参加した。

雲一つない快晴となった 名古屋市中心部の「THE CROWN 愛知高辻」。4つのクラウン展示と試乗体験のキャラバンイベントは雲一つない快晴となった名古屋市中心部の「THE CROWN 愛知高辻」からスタートとなった。開店と同時に多くのお客様に来店いただく中で、特に注目が集まったのはプロトタイプが展示されたクラウン(エステート)だった。

他にもクラウン専門店「THE CROWN」店舗で取り扱う特別仕様車のクロスオーバー 、スポーツ、セダンと4つのクラウンが一堂に会した。クラウン開発陣による車両説明も加わり、お客様はそれぞれの違いを質問しながら、感想を述べたりしてお楽しみいただいた。

スピリットは「革新と挑戦」

チーフエンジニア 清水

チーフエンジニア 清水

すでに発売されている3つのクラウンを乗り比べる特別試乗体験に向けてのブリーフィングがスタート。抽選で選ばれた試乗体験のお客様以外にも、会場にいらっしゃった全員に向けて、開発陣たちが新型クラウンのコンセプトを説明した。

チーフエンジニアの清水が「今回が16代目のクラウンです。今後のクラウンをどうするかという課題の中で、改めてどうあるべきかの原点に立ち戻りました。クラウンがずっと大事にしてきたスピリットは革新と挑戦です。そのスピリットの元、お客様の多様化するニーズを真剣に考え、幅広いお客様に様々なクラウンをお選び頂きたいという願いから、4つのクラウンを誕生させました。」と挨拶。

展示車両をご覧になったお客様からは「今までクラウンは年齢層の高い方へのクルマというイメージがあったが、見た目のカッコ良さが際立っていて、幅広い年齢層のクルマになった。」 という声が多く寄せられた。

特別試乗で3モデルの違いを堪能

クラウン3モデル(クロスオーバー 、スポーツ、セダン)の走行性能を存分に体験いただく特別試乗体験では、約8km所要時間30分ほどと通常よりも長いコースが用意された。助手席ではプロのドライビングインストラクターがアテンドし、それぞれの個性を解説した。

「プロドライバーの方が同乗いただく、貴重な機会でした。試乗コースも長かったので、3モデルの違いを堪能できました。」とお客様の第一声。

「クロスオーバーはHEVでしたけど、想定以上のパワーを感じました。従来の走りが好きな方には好まれると思いました。次にスポーツですがPHEVモデルでしたので、EV走行ができて電気自動車に興味がある方にはいい選択肢になると思います。モーターパワーがすごくて、すぐに必要なスピードに達してくれました。そしてセダンは、FCEVということもあるのでしょうが、非常に静かで乗り心地がよく、高級なクルマという印象を受けました。」と各モデルの違いを語っていただいたお客様も。

お客様の中にはセダンが特に気に入っていただき「最初にセダンに乗った際、ドアを締めた時の室内空間に高級感を感じました。またアクセルを踏んだ時のFCEVのシームレスな加速は本当に静かで驚きました。交差点を意のままに曲がるというか、ハンドリングにも感動しました。乗り味が素晴らしかったです。」と感想を述べていた。

お客様のお声はブランド成長の起点

試乗後のアフターブリーフィングで開発陣から自由な感想を求められると、お客様からは様々な意見や質問が飛び、会話に花が咲いた。

「スポーツの運転席に乗った際、サイドミラーから見るリヤのボリューム感がとてもよかったです。」「スポーツのインテリアでは、インパネのレッドがグッときました。躍動感があって若者にも人気が出そうですね。」とスポーツのデザインを褒めていいただいたお客様に対し、
珍しいことなのですが、スポーツはリヤからデザインをはじめてサイドとフロントを考えていきました。デザインでは女性や外国の方も含めて、色々な方に関わってもらい進めていきましたが、特にスポーツは、女性ドライバーが乗ってカッコいいイメージになるかを含めて考えたのがポイントになったと思います。そしてインパネのセンシュアルレッドは、女性のお客様から「着物生地のイメージに見える」との声をお聞きしました。デザインとしても日本的な美しさを意識し、華やかさを保ちつつ運転に集中できるインテリアにしています。」と宮﨑チーフデザイナーが応えた。

チーフデザイナー 宮﨑

チーフデザイナー 宮﨑

続くお客様からは「セダンに乗った時は重厚感のあるハンドリングで操作性も良い印象でしたが、クロスオーバーでは違う操作性を感じました。そして最後のスポーツでは3モデルの中で一番運転が楽しいだろうなとの印象を受けました。」とご意見をいただき、
「3モデルとも味付けを変えてあります。クロスオーバーは軽快感を出し、すっきりした感じの印象を、セダンでは重厚感だけどクルマがしっかりと動くというセッティングを狙いました。そしてスポーツはその名の通りスポーツ走行でも楽しめるようにサーキット走行試験も実施し、限界に近いところでも安心して、クルマを信頼して走っていただけるようにしました。」と車両性能を担当した多和田が応じた。

車両性能開発主査 多和田

車両性能開発主査 多和田

「今回エステートを購入しようと思い、この試乗会に参加しました。私は輸入車中心に乗ってきたので、今の日本車はどうなのだろうという思いがありましたが、今回3モデルのクラウンに試乗させて頂き、いい意味で裏切られました。トヨタの遊び心といいますか、色々なキャラクターを持つクルマを作られていて、開発陣の方も楽しみながら開発されたのかなと感じました。」とのご意見も。

対して清水は、「輸入車に乗っておられるお客様もクラウンのターゲットです。それこそお客様のように以前にトヨタ車に乗って頂いていて、その後輸入車に行かれて、またトヨタ車をご検討頂けるお客様にとっても、今回のクラウンを通じて、最近のトヨタは違うぞと思って頂けたら嬉しいです。」と応えた。

「試乗前、私はセダンが好きだと思っていたのですが、3台乗ってどれもクラウンだなとの印象を受けました。それぞれに良さがあって、どの世代にもあったクラウンが誕生したのだと思いました。」という嬉しいご意見が出た。

「そういう印象を持っていただけると大変ありがたいです。我々が一番お伝えしたかったことを語っていただけました。」と開発陣一同の顔がほころんだ。

「今回、クラウンだけの専門店をつくり、皆様にお越しいただきました。これも革新と挑戦のうちの一つです。モデルが4つあるからこそできたことと思っています。ここからクラウンというブランドを育てていく。ブランドは我々だけではできません。お客様あってのブランドですので、今後も皆様との接点やコミュニケーションを創り出し、一緒にこのクラウンを育てていきたいです。よろしくお願いします。」と最後に清水が締めた。

クラウンのブランドをお客様と一緒に創り上げていく、新たな機会となる一日だった。
「CROWN STYLE CARAVAN」は「THE CROWN 横浜都筑」 「THE CROWN 福岡天神」へと続いていく。

THE CROWN 愛知高辻
イベント開催店舗
THE CROWN 愛知高辻

愛知県名古屋市昭和区高辻町6-8ATG南館1階

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