もしものことがあっても、周りには迷惑をかけません 過電流確認試験

過電流確認試験は「過電流」の字の通り、強い電流を流す試験。通常よりも強い電流を流したときに、ケーブル等がどんな状態になるかを確認するためのもので、NASAからの依頼により、予定外の追加試験として実施されました。

これは宇宙ステーションの中で、万が一電源機器等に異常が発生して過電流の状態になってしまった場合に「ケーブルが燃えてしまったり、壊れたりしないか?」、また「そのためにステーション内の環境に悪影響を及ぼすことにならないか?」などを知っておく必要があったためです。

試験では、4.2Aの電流をケーブルに流しました。温度は上昇しましたが、ケーブルが燃えてしまったり、壊れたりせず、合格しました。NASAから課されたテストも無事クリアすることができました。