走行性能

01

プラット
フォーム

高剛性ラダーフレーム

過酷なオフロードにも揺らぐことのない信頼性。

歴代ランドクルーザーの強靱な骨格を支えてきた伝統のラダーフレームを継承。オフロード走破時に求められる高い剛性や強度を確保するために、通常の乗用車より遙かに厳しい基準を設け開発しています。丈夫で耐久性にも優れたラダーフレームは、オンロード走行時の安定性や快適な乗り心地の実現にも貢献。強さと優しさを兼ね備えています。

コイルスプリング&リーフスプリング

路面状況に左右されない安定感を生む。

フロントには操縦安定性に優れたコイルスプリング、リヤには快適な乗り心地を生み出すロングテーパーリーフスプリングを採用したリジットサスペンションを装備。フロントとリヤの的確な配置と合わせることで、オンロードでの走行性とオフロードでの走破性を高い次元で両立しています。

02

パワー
ユニット

直4 2.8L 1GD-FTV(ディーゼルエンジン)

ランクルの力強さを生み出す。

水冷式インタークーラー、ターボチャージャー、ピストン燃焼室をはじめとするエンジン各部の形状・構造の最適化により、最高出力150kW、最大トルク500N・mものパワフルな動力性能を獲得しました。DPR*1(排出ガス浄化装置)や尿素SCR*2システムなどによって排出ガスのクリーン化を果たすとともに、各部のフリクション低減により、燃費向上にも取り組んでいます。

最高出力(ネット)*3150kW[204PS]/3,000〜3,400r.p.m.
最大トルク(ネット)*3500N・m(51kgf・m)/1,600〜2,800r.p.m.

WLTCモード 燃料消費率(国土交通省審査値)*4
10.1km/L
市街地モード:8.0km/L
郊外モード:10.5km/L
高速道路モード:11.0km/L

コモンレール式燃料噴射システム

超高圧で燃料を燃焼室に直接噴射する電子制御式コモンレールシステムを採用しています。高応答かつ高精度な燃料噴射とエンジン制御により、ディーゼルエンジンの概念を変えるクリーン性、低騒音、低振動を実現。インジェクターの性能強化により、燃費向上にも貢献しています。

ターボチャージャー

翼(インペラ、タービンホイール)の最適化により、優れた過給性能を実現。高過給・高温環境に対応するため、耐熱性を高めた可変ノズルベーン、水冷構造などを採用しています。

DPR(排出ガス浄化装置)

排出ガス中のPM(粒子状物質)を吸着するDPR触媒を排気管の中に設置。一定量になるとエンジン制御でDPR触媒の温度を上げ、堆積したPMを燃焼・除去します。PMの堆積状態はマルチインフォメーションディスプレイで確認できます。

尿素SCRシステム*5

尿素水溶液(AdBlue®*6)を尿素SCR触媒内に噴射することで、有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応により窒素と水に還元する画期的な排出ガス浄化システムです。

スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション<6 Super ECT>+シーケンシャルシフトマチック

エンジン性能を最大限に引き出し、
コントロール。

スムーズな運転・操作性へのニーズに応えるためにATを採用。小型・高効率・低燃費を両立した6速ギヤトレーンとエンジンの最適な回転域を有効利用する専用パワーモードにより、力強い走りと強めのエンジンブレーキを実現。オフロード走行を支援します。シフトレバーをMポジションに入れると、マニュアル感覚のシフトチェンジが可能になり、意のままの変速を楽しむことができます。また、オートマチックトランスミッションガードなどを設定し、ボディの下面をしっかりと保護。ランドクルーザー"70"が求められる信頼性、悪路走破性を確保しています。

03

オフロード性能

ダウンヒルアシストコントロール(DAC)

下り坂での走行をサポート。

スイッチひとつで、降坂時の車速を低車速にキープして、車両安定性の確保に貢献します。

■作動条件
トランスファーギヤ位置:H4またはL4

VSC&アクティブトラクションコントロール(A-TRC)

スリップ状態から素早く脱出。

岩場や雪道などのオフロードでスリップを検知すると、空転した車輪にブレーキをかけ、残りの車輪に駆動力を配分。悪路でも安定した走行を可能にします。

■作動条件
トランスファーギヤ位置:H4またはL4

電動デフロック(フロント・リヤ)*7

脱輪やスリップ時の切り札。

車輪をスタックさせると、デフの働きによってその車輪が空転し駆動力が伝達されず、脱出が難しくなります。デフをロックすることにより反対側の車輪にも駆動力が伝わり脱出が可能となります。電動デフロックは、スイッチ操作でリヤデフ、またはリヤデフとフロントデフ両方をロックできる機構です。

■作動条件
トランスファーギヤ位置:H4またはL4

対地障害角

険しい傾斜も越えていける。

アプローチアングル、デパーチャーアングルなども本格オフローダーにふさわしい十分な値をマーク。優れたオフロード性能を発揮します。

ヒルスタートアシストコントロール(HAC)

上り坂での走行をサポート。

登坂発進時に車両後退を感知した場合、自動的にブレーキを作動させ、車両の後退速度を緩和します。

パートタイム4WDシステム*8

オンロードも、オフロードも思いのままに。

路面の状況によって駆動方式を切り替えられるパートタイム4WDシステムを採用しています。滑りやすい路面などで「H4」を選択すれば4輪駆動ならではの安定感が、また「L4」を選択すればより強力な駆動力を発揮します。

デュアルモードオートマチックロッキングハブ

4WDの走破性を存分に引き出す。

前輪を自動的にロックするオートロック機構にマニュアルロック機構を組み合わせたデュアルモードオートマチックロッキングハブを装備。二輪駆動走行時の滑らかで静粛性の高い低燃費走行を実現するとともに、オフロード走行時には4WDの高い走破性を存分に活かすことができます。