ミライ FCスタックの修理
平成26年から令和元年に生産したミライの一部車両につきまして、下記内容の修理(無料)を実施させていただくことに致しました。
令和2年2月
内容
電燃料電池(FC)システムにおいて、READY OFF時の排水制御(*1)が不十分なため、冷間時からFCスタック(*2)全体が暖まらないショートトリップ走行を繰り返すと、FCスタック内の水素通路に生成水が滞留し、この状態からごく短時間の始動停止を行うと、一時的な発電不良が生じて異常を検出して、次回READY ON時に警告灯が点灯することがあります。また、この事象が繰り返し発生すると、FCスタックの性能が低下し加速が鈍くなる場合があります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。
- *1. 排水制御
- 発電時に発生する生成水をFCスタック内から排出する制御
- *2. FCスタック
- 水素と酸素を化学反応させて電気エネルギーを発生させる装置
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- 【 従来の保証期間 】
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新車を登録した日から
5年または10万Km以内
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- 【 無料修理対応期間 】
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新車を登録した日から
9年以内
対象車両
通称名 | 型式 | 対象車の含まれる 車台番号 |
製作期間 |
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ミライ | ZBA-JDP10 | JDP10-0001029~ JDP10-0004252 |
平成26年12月~ 令和元年 8月 |
修理内容
上記のような現象のご用命について、トヨタ販売店で点検の結果、該当する場合は、FCコントロールコンピュータのソフトを対策ソフトに更新(無料)させていただきます。
また、FCスタックの発電状態を点検し、性能低下が認められる場合はFCスタックを交換(無料)させていただきます。
お客様へのお願い
ご愛用の皆様には、ご多用のおり誠に申し訳ございませんが、上記のような現象が発生した場合は、ご愛用車取り扱い販売店にあらかじめご来店日時をご連絡いただき、点検をお受けいただきますようお願い申し上げます。
今後とも、何卒末永くご愛顧賜りますようお願い申し上げます。