【お知らせ】大型車(SORA)の車輪脱落事故防止活動について
- 令和4年9月30日
日頃より大型車をご使用の皆様におかれましては、適正な点検整備の実施にご協力頂き、誠にありがとうございます。
大型車の車輪脱落事故は大事故につながりかねない大変危険なものですが、近年は毎年100件以上の事故が発生している状況にあります。
令和4年2月に国土交通省に設置された「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る調査・分析検討会」において、車輪脱落事故を起こした車両の調査を実施したところ、タイヤ脱着時の点検・清掃作業や部品交換が適切に行われていなかったため、ホイール・ボルトやナットに著しいさびやゴミ等の異物が付着しているものや、ホイール・ナットとワッシャーのすき間に潤滑剤の塗布が見られず、ホイール・ナットのワッシャーがスムーズに回転しないものが確認されております。
このような状況を受けて、国土交通省および連絡会構成団体は、 大型車の車輪脱落事故防止「令和4年度緊急対策」を実施いたします。
日本自動車工業会加盟の大型車自動車メーカー4社は、大型車をご使用の皆様に、ダイレクトメールにてタイヤ脱着作業時の適正なホイール・ボルトやナットの点検整備等の実施方法のお知らせと、初度登録から4年を経過した車両をお持ちの皆様には緊急点検のお願いをさせていただきます。
〇お知らせの内容と実施いただきたい内容
対象車:ISO方式ホイール・ナットを採用した大型トラック、バス(SORA)
- 【1.タイヤ脱着作業時の適正な点検整備の実施方法のお知らせ】:SORA
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ダイレクトメールに同封されているチラシ及びご使用の大型車の取扱説明書を改めてご確認頂き、適正なタイヤ脱着作業やホイール・ボルト、ナットの点検整備の実施に、ご協力頂きますようお願いいたします。
- 【2.ホイール・ナットの緊急点検のお願い】:SORAのうち、初度登録年月日が平成30年9月30日以前の大型車(初度登録年から4年超)
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過去に発生した車輪脱落事故では、初度登録年から4年以上経過した大型車において、冬用タイヤへの履き替え等のタイヤ脱着作業後に車輪脱落事故が発生するケースが多いことが判明しています。このような状況を受けて、初度登録年から4年を経過した大型車を対象に、ホイール・ボルト、ナットの適切な保守管理状態を確認するための緊急点検をお願いいたします。
本緊急点検の実施期間は令和4(2022)年10月1日 から 令和5(2023)年5月31日です。
本緊急点検は使用者ご本人様が実施頂くことも可能ですが、日頃よりタイヤ交換作業をタイヤショップや自動車整備工場、大型自動車メーカー系列店舗等に依頼されている場合は、本ダイレクトメールの同封書類をご確認いただき、タイヤ交換作業等と併せて本緊急点検の実施をご依頼ください。
※緊急点検の作業要領書はダイレクトメールに同封しておりますが、以下からも確認できますのでご活用ください。
- 【3.本緊急点検による純正ホイール・ナットの無償提供について】
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本ダイレクトメールに同封されている作業要領書により本緊急点検を実施した結果、劣化したホイール・ナットが見つかった場合は、必ず交換が必要です。そのような場合は、アンケートにご協力頂ければ、交換した分の純正ホイール・ナットを無償提供いたします。
純正ホイール・ナットの無償提供手順につきましては、同封されている「アンケートへのご協力依頼とホイール・ナットの無償提供手順書」をご確認ください。
※本緊急点検において無償提供させて頂く純正ホイール・ナットの個数は、最大で該当する大型車の左側後輪分とさせて頂きます。
初度登録 | お知らせの内容 | 実施いただきたい内容 |
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平成30(2018)年9月30日以前 | 1.適正な点検整備の実施方法のお知らせ 2.ホイール・ナットの緊急点検のお願い |
・適正な点検整備内容のご確認 ・ホイール・ナットの緊急点検 |
平成30(2018)年10月1日以降 | 1.適正な点検整備の実施方法のお知らせ | ・適正な点検整備内容のご確認 |
<参考>
- 車輪脱落事故防止のポイント
- 動画:事故の恐ろしさを知って! 大型車の車輪脱落事故(掲載元:国土交通省公式YouTubeチャンネル)