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LONG TRAIL

TRAIL RUNNER KABURAKI TSUYOSHI 世界を舞台に活躍するトレイルランナー 鏑木 毅

100マイルトレイルランナー 鏑木 毅  理想のロングトレイルを探して

クルマは未知のトレイル探索に欠かせないパートナー

世界を舞台に活躍するトレイルランナー鏑木 毅氏。世界最高峰のトレイルレースといわれるウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)で3位入賞の実績を持つだけでなく、2012 年には富士山を一周する日本初の 100 マイル(約 160km)トレイルレースを作り、 海外の選手が多数出場する大会に育て上げるなど、本格的なトレイルランの普及にも力を注いでいる。 選手としては、富士山頂を五合目から1日で数往復したり、八ヶ岳 全山縦走コースをやはり1日で往復するなど、日々、過酷なトレーニングを実践している。また日本各地でトレイルラン講習会やトレイルレースのプロデュースも行なっている。

これらの移動手段はほとんどがクルマだ。「新しいレースを一から作る場合、トレイルの状況を自分の目で調査します。古い地図を頼りに荒れ果てた昔の山道を踏査して、トレイルとして再生させるケースもあります」と鏑木氏は話す。 富士山一周の100マイルトレイルレースは来年4月、3回目の開催が予定されているが、鏑木氏はコースをさらに魅力あるものにするべく、富士山周辺で未知のトレイルを探し続けている。荒れた林道の奥にクルマで入る機会も多いので、クルマにも、優れたトレイルランナーと同じような高度な悪路走破性がほしいという。

トレイルランとプラドの共通点とは?

そんな鏑木氏の「トレイル探索」に同行し、鏑木氏には新しいランドクルーザー プラドを運転してもらった。「オフロードの走破能力が非常に高いですね。路面がえぐれて大きい段差が連続する荒れた林道でも、挙動が非常に安定していて、ストレスを感じずに走れます。その一方、舗装道路も快適に走れることにも驚きました」
 新しいプラドで走った感想のほか、クルマの運転やトレイルランについて話を聞くうち、両者の共通点がいくつか見えてきた。「未知のトレイルに踏み込むときは、誰も味わったことのない、自分だけの場所を見つけられる高揚感があります。

それに、木の根っこや岩場など、次々に変化する足元の障害物を縫って下りを走るときは、ジェットコースターに乗っているような感覚になります。
プラドで悪路を走行したときも、同じようなワクワク感がありました。プラドでオフロードを快適に走っているときの感覚は、自分が理想とするトレイルを、イメージするラインどおりに駆け抜けている、つまりは厳しい状況を完璧にコントロールできているときの気分に非常に近いです」
 最後に、鏑木氏にプラドの感想を聞いてみると、「うん、本当にいいクルマですね」と、少年のような目をして笑った。

堀内一秀=文 岡野朋之=写真  藤巻 翔=写真