国際福祉機器展 H.C.R. 2016 イベントレポート
ハイエース/レジアスエース車いす仕様車 Fタイプ、ASタイプ
1BOXカーの広い室内を活かして、ご使用状況に合わせた最適な1台をお選びいただける、ハイエース/レジアスエースウェルキャブシリーズ。
今回のH.C.R. 2016では、車いす仕様車、その中でも大型車いすの方が2名乗車でき、
車内レイアウトの変更も可能なASタイプと、車内で移乗をすることでより多くの車いすの方が乗車できるようになった、新設定のFタイプの2台を展示。
福祉施設でのご利用をご検討のお客様が見に来て下さることが多い中、福祉施設の理事長をつとめる町田様の声をお聞きしました。
※掲載の車両は展示用装飾を装着した車両です。
栃木県からお越しの 社会福祉法人 理事長 町田様
町田様は、社会福祉法人の理事長でいらっしゃいます。福祉機器の最新の情報を得るため、今日は栃木から施設の方々と一緒にご来場。理事長は自ら、施設で利用している送迎用のクルマを見に、トヨタブースにご来場いただきました。
まずは、リフトによる乗車の方法をチェック
-
- しっかりとしたつくりのリフトアーム
- リフトのアームのしっかりとしたつくりにも注目。「少しがっちりしすぎで大げさな印象でしたが、そこは見た目。ご利用者様の視点に立てば、乗り込む際の安定感、安心感につながっている」と感じていただけました。
-
- サポートバーを使うことで、車いすの固定が簡単に。
- 現在利用中の車いす仕様車にくらべ、「サポートバーによる車いすの固定は、前方に回っての固定の手間が省けていいですね。ただ、ベルトで固定する現在のクルマにくらべ、ワイヤーでの固定は経年劣化が少し心配。」とのことでしたが、その耐久性も、説明員に熱心に確認してご納得されていました。
-
- 3点式シートベルトが車外のリフト上で装着可能
- シートベルト装着の作業のために車に乗り込むのは大変手間だったそうです。リフト上で装着できるのは、介護スタッフの方にもうれしい機能になるのではないでしょうか。
-
- 気になるポイントは、説明員に質問
- 送迎を行うスタッフのため、また何よりお乗りになるご利用者様の目線で、細かなところまで熱心にチェックされていました。
ASタイプ(レジアスエース 車いす仕様車)
町田様が理事長を務める社会福祉法人の業態は、デイサービス、ショートステイ、特別養護老人ホームなど多岐にわたります。様々なご利用者様に合わせて、施設でも都度、利用シーンに合ったクルマの導入を検討。展示してあったASタイプの室内の広さにまずは注目し、シートの格納方法などの説明を受けていらっしゃいました。
Fタイプ(ハイエース 車いす仕様車)
新設定の可倒式手すり(メーカーオプション)に興味をお持ちになり、次はFタイプを見学。町田様たちの利用シーンとしては、出来るだけ多くの方を送迎できることが重要だそう。歩けるご利用者様も多いことから、手すりなどがあり、安心して乗り降りができることも大切とお考えです。
-
- 可倒式手すり(メーカーオプション)水平部分は手が滑ることなくしっかり身体を支えることができます。
-
- 車外まで伸びる手すりは、地面に降りきるまで持つことができます。
-
- グリップやステップも黄色で目立ち、持つところや、踏み台の位置もわかりやすい。
-
- 車いすの方が移乗しやすいように開発された後席シート。