メンテナンスについて

タイヤが減るとすべりやすく止まりにくくなって危険

タイヤについて

新品のタイヤと摩耗したタイヤの制動距離比較
*1以下の条件下での場合
車種:1,800cc乗用車、サイズ:165SR13、空気圧:170Kpa、路面:アスファルト湿潤、時速:80km/h

タイヤには、クルマを動かす、止まる、進む方向を変える、荷重を支える、路面からのショックを吸収する、といった役割を持っています。タイヤは走行により空気圧が減るとともに、摩耗します。摩耗したタイヤはブレーキの効きが悪くなり、雨天時にスリップしやすくなったり、場合によってはタイヤがバースト(破裂)する恐れがあるので、定期的な交換が必要です。
また、タイヤはクルマにより専用のサイズがあるので、交換時にはお近くのトヨタのお店にご相談ください。

新品のタイヤと摩耗したタイヤの制動距離比較
*1以下の条件下での場合
車種:1,800cc乗用車、サイズ:165SR13、空気圧:170Kpa、路面:アスファルト湿潤、時速:80km/h

交換時期の目安

正常時と摩耗時のトレッド面の違い
  • 亀裂、損傷、摩耗
  • 溝の深さが1.6mm以下。(トレッド面にスリップサインがあらわれます)
  • スリップサインはタイヤ横にある▲のマークのある部分にあります。スリップサインが出る前に早めの交換をおすすめします。
正常時と摩耗時のトレッド面の違い

トヨタのお店でプロによるタイヤチェックを実施しております

タイヤチェック

【診断項目】
残り溝測定/亀裂、損傷の有無/摩耗状態/空気圧

タイヤチェック

タイヤの空気圧について

タイヤ

タイヤの空気圧が減った状態で使用すると、ハンドルが重くなったり、偏摩耗が発生したり、燃費が悪化するなど、様々な影響を及ぼします。また、タイヤの空気圧は、タイヤに異常がなくても徐々に低下していくため(1ヶ月で5.5%減少)、日常での定期的な点検・整備が必要です。

タイヤ
空気圧が高い 空気圧が低い
燃費はよくなりますが、センター摩耗など、多くのデメリットが発生します。 摩耗と燃費 燃費が悪くなり、両肩摩耗など、多くのデメリットが発生します。
外部からの衝撃で傷が入りやすくなります。 安全性 高速走行ではタイヤがバーストする危険性があります。
小さなクボミでもクルマが跳ねるような感じになります。 乗り心地 クルマが揺れ、その揺れも収まりにくくなります。

タイヤの空気圧は50kpa(0.5kg/cm2)不足すると、燃費効率が市街地で2%、郊外で4%ほど悪くなると言われています。

  • 上記の数値は、対象車種2.0L乗用車(AT)の燃費=11.7km/L(10.15モード)が計算ベース(日本自動車工業会調べ)

タイヤのローテーションについて

一般タイヤ 方向性有りタイヤ
FR車とFR車ベースの4WD FF車とFF車ベースの4WD
FR車とFR車ベースの4WD車のタイヤのローテーション説明図 FF車とFF車ベースの4WD車のタイヤのローテーション説明図 方向性有りタイヤのローテーション説明図

タイヤを長持ちさせるためには、タイヤローテーション(前後のタイヤを交換)を行います。
ローテーションは駆動方式により異なり、FF車とフルタイム4WD車は5,000kmごと、FR車とパートタイム4WD車は10,000kmごとに実施します。タイヤローテーションの実施は車種によって異なりますので、トヨタのお店にご相談ください。