GRヤリス

室内空間

01

コックピット

ドライバーファーストコックピット*1

モータースポーツの現場で戦う、プロドライバーとともに開発。

ドライバーファーストのコックピットを実現するために、「モータースポーツで使うコックピットはどうあるべきか」をプロドライバーとともに探求。スーパー耐久シリーズ参戦車および全日本ラリー選手権参戦車を研究し、プロドライバーに意見をもらいながら開発を進めています。情報と操作をドライバーに集約し、センターディスプレイを運転席側に向けるなど、スペースやレイアウトの工夫を施すことで、運転に集中しやすく、走りを存分に楽しめる設計としました。

優れた前方視界

広い視界を確保するためのさまざまな工夫。

メーターとディスプレイオーディオを下げ、クラスターパネルと一体化することで、インストルメントパネル上面のフラット化を実現しています。また、インナーミラーの位置を高めに設定することで、広々とした前方視界を確保。さらにインパネ上面に塗装処理を施すことで、窓映りを低減しています。

操作系の最適配置とドライビングポジションの最適化

レース現場での発想をカタチに。

ステアリングホイールやシフトレバー、パーキングブレーキレバーなどはすぐ視界に入り、手の届きやすい位置にレイアウトしています。また、ハザードスイッチ、VSC OFFスイッチ、インタークーラースプレースイッチなどのレース中によく使うスイッチは、6点式シートベルトで身体が固められていても届く距離に配置。シートの着座位置を25mmダウンするなど、スポーツカーのあるべきコックピットをイチから考え直しました。

GR Full TFTメーター(メーター照度コントロール付)

スポーツ走行に必要な視認性と車両情報にフォーカスしたメーター。

GR車両専用に開発したFull TFT*2メーターです。レーシングカーを研究し、プロドライバーの意見を取り入れながら、スポーツ走行時に必要な車両情報とその視認性を追求。回転数などを上寄りに配置したほか、エンジン冷却水の温度表示などが可能です。また、GR-DATを搭載した車両ではATフルードの温度表示が可能であるほか、シフトダウン操作時に回転数が高く、シフトダウンできない場合の通知を従来の警告音に加えてギヤ段表示部にも追加しています。この表示方法は、全日本ラリー参戦での「ヘルメット着用時でも分かりやすくしてほしい」というドライバーの要望を反映しました。タコメーターは、モータースポーツ起点の横タコバーと、日常のドライビング用の1眼タコリングの2種類の表示タイプから選択できます。

マルチインフォメーションディスプレイ(12.3インチカラーFull TFT液晶)

運転に必要な情報を、重要度に合わせて最適レイアウトで表示。

運転に必要な複数の情報を、中央・左・右の3つのマルチインフォメーションディスプレイに表示します。使用頻度が高く重要な情報となる実ギヤ段、走行支援のための先進安全機能、拡大表示も可能なナビ地図[ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus装着車]などは中央に表示。左または右には、燃費やオーディオ、スポーツ走行のためのGR専用機能等を表示します。運転シーンや好みに合わせて、中央・左・右の表示内容の組み合わせを3パターン設定することもでき、表示切り替えはステアリングスイッチで行えます。

プレミアムスポーツフロントシート(スライド&リクライニング/GRマーク付)*3

クルマとの一体感を生み、正確なステアリング操作に貢献。

ホールド性を追求したスポーツシートです。サイドサポートの形状・硬度を最適化することで、コーナリングでの強い横Gに対しても身体をしっかりサポート。クルマとの一体感を生み、正確なステアリング操作に貢献します。運転席、助手席ともに除電スタビライジングプラスシートを採用。パーフォレーション付ブランノーブ®のシート表皮に除電機能を追加することで、車体の帯電量を軽減し、優れたスタビリティを確保します。

スポーツシート(スライド&リクライニング/GRマーク付)*4*5

ホールド性を追求。

ファブリック素材のスポーツシートです。スポーツ走行時の優れたサポート性能を確保しています。

本革巻き3本スポークステアリングホイール(GRガンメタル塗装/GRエンブレム付)*1*6

指先までしっくりと馴染むグリップ形状。

ステアリングを握ったときにスポーツ走行に適した運転姿勢をとりやすいグリップ形状を採用。フィット感を高めるとともに、スポーティな操舵感を実現しています。

ステアリングスイッチ(マルチインフォメーションディスプレイ・オーディオ・レーダークルーズコントロール・レーントレーシングアシスト・ハンズフリー・音声認識)*7

ステアリングから手を離さずに、さまざまな操作が可能。

マルチインフォメーションディスプレイ内の表示切替やオーディオなどの操作を、ステアリングから手を離さずに行うことができ、運転に集中できます。
[1]情報操作系(4方向、戻る)
[2]運転支援系(レーダークルーズコントロール、レーダークルーズコントロールモード切替、レーントレーシングアシスト)
[3]オーディオ系(音量、音声認識、ハンズフリー、モード選択、選曲・選局)

GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)+パドルシフト*6

レーシングカーのような操作感を実現。

シフトレバー位置は、ラリー・ダートトライアルからのフィードバックを織り込み、操作しやすく、ステアリングからすぐリーチできる位置になるように開発し、6MTモデルと同等の操作性を確保。また、Mモードでの変速操作の向きを、押し操作でシフトダウン(減速)、引き操作でシフトアップ(加速)に変更し、車両挙動に合わせたシフトダウン&シフトアップができる向きにすることで、レーシングカーのシーケンシャルトランスミッションのような操作を可能にしました。

本革巻きシフトノブ+シフトレバーブーツ(合成皮革/ステッチ付)[6MT]*8*9

小気味よいシフトフィールが楽しめる。

シフトノブを理想的な位置に配置し、各部品の諸元・特性を専用にチューニング。ショートストロークで剛性感のあるシフトフィールを実現しています。

アルミペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ[6MT])*8*9

ペダルの踏み替えや、ヒール&トゥのしやすさを追求。

アクセルペダルとブレーキペダルの間隔を最適化したほか、クラッチペダル踏面の角度や操作フィーリングにもこだわって設計。戻し操作の荷重や半クラッチのストロークをスポーツ走行向きにチューニングしたことで、素早く正確な操作を実現しています。

02

快適な空間

ステアリングヒーター*10*11

冬のドライブも、手のひらから温かく。

寒い日のステアリング操作を快適にサポートします。

シートヒーター(運転席・助手席)*10

寒い日も快適な運転を。

運転席・助手席にヒーターを配置。長時間のドライブで負担のかかりやすい肩や腰、寒い日や夏の冷房中に冷えやすい下肢を温めます。

JBLプレミアムサウンドシステム(8スピーカー)+アクティブサウンドコントロール*12

快適な室内サウンドを創出。

エンジン音などの特性を考慮し、さまざまな走行パターンでチューニングを実施。またアクティブサウンドコントロールシステムでは、乗員が不快と感じる音は低減しつつ、エンジンサウンドなどスポーツ性を感じやすい音は強調します。音量レベルは3段階に調整が可能で、市街地を走行する際には快適性を重視し、ヘルメットを装着するような際には車両状態を把握しやすくするなどの使い分けができます。

左右独立温度コントロールフルオートエアコン+ダイヤル式ヒーターコントロールパネル(GRガンメタル塗装ダイヤル)*13

きめ細かなコントロールで車内を快適に。

運転席側と助手席側、それぞれ快適な温度に設定できます。

ナノイーX*10*14

室内を快適な空気環境へ。

ナノイーXは、ナノイーに比べて、効果の元であるOHラジカルをより多く含む微粒子イオンです。運転席側のエアコン吹き出し口から室内へ放出され、車室内を快適な空気環境に導くナノイーがさらに進化しました。

[ナノイーの技術]
<お肌や髪にやさしい弱酸性>
<ウイルス★・菌★★の抑制>
<脱臭★★★>

★、★★、★★★車室空間での試験による約1時間の効果であり、実使用環境・実使用条件での結果ではありません。*15

助手席オープントレイ*16

モータースポーツのフィードバックから高さを拡大し、コ・ドライバー向けのモニターを置きやすいようにしたほか、USBの給電端子も追加。また、奥行についてはスマートフォンや市販の追加メーターの使用も考慮し設計しました。

グローブボックス(切り欠き付)*16

モータースポーツではトランシーバーやメーターなどの多様な機材の使用が想定されます。アクセサリーソケットにつないだ機材をボックスに収納し、ケーブルのみを出す際に、挟み込みを防止する切り欠きを設定しました。

USB入力(動画・音楽再生/給電[Type-C])*8

ヒーターコントロールパネル下部に設定。

充電用USB端子(Type-C)

助手席オープントレイ内に設定。

アクセサリーソケット(DC12V・120W/1個)

多くの機材を使用するモータースポーツでは充電口やアクセサリーソケット口を増設できる分配器が使用されます。ケーブルを介さずに直接アクセサリーソケットに挿すタイプの分配器でも設置できるよう、十分なスペースを確保しました。

カップホルダー(フロント2個)+リヤコンソールボックス*16

カップホルダーは取り外し可能なアタッチメント付で、収納したいものに合わせて、スペースをアレンジできます。また、リヤコンソールボックスは深さの異なる2分割構造にし、使い方の幅を広げました。スマートフォン、ドリンクなどに加え、工具、トランシーバーなども収納可能になるよう設計しています。

フロントドアポケット&ボトルホルダー[1本付](両側)*16

03

ラゲージ・収納

6:4分割可倒式リヤシート*17

荷物に応じてスペースのアレンジが可能。

6:4分割可倒式リヤシート*1

荷物に応じてスペースのアレンジが可能。

通常時でも174L(VDA法)の荷室容量を確保。リヤシートバックをすべて倒せば、タイヤ4本(225/40R18サイズ)も搭載可能なスペースが生まれます。

荷室容量(4名乗車時)174L*2
[A]荷室長(4名乗車時):574mm
[B]荷室幅:1,081mm
[C]荷室高:570mm

2名乗車時

グランドタイヤ4本(225/40R18サイズ)と工具箱、ジャッキ、ヘルメットも搭載可能なスペースが生まれます。

2名乗車時

ロードバイク(タイヤサイズ700C[27インチ相当])

3名乗車時

スーツケース3個(シルバー:102L/白:87L/赤:85L)

2名乗車時

ゴルフバッグ2個*3、スポーツバッグ2個