メンテナンスについて
ブレーキには、様々な消耗品が使われています
安全なドライブにはもっとも重要なパーツになります
ブレーキパッド・ブレーキライニングについて
ブレーキの力をタイヤに伝えるのがブレーキパッドやブレーキライニングです。摩耗しながらブレーキを作用させており摩耗したまま使用するとブレーキの効きが悪くなり重大な事故につながる恐れがあります。
ブレーキパッドの摩耗が進むと、パッドウェアインジケーターがディスクローターと干渉し、“異音”が発生して、摩耗を知らせます。
チェックポイント
- 走行中、ブレーキから異音が出だした
- メーター内のブレーキ警告灯が点灯した
- リザーバータンクの液量が減ってきた
交換時期の目安
点検後、残量が少なければ交換します。
ブレーキパッド・ブレーキライニングの摩耗が進むと、ブレーキディスク・ブレーキドラムを削ってしまい修理費用が高額になりますので、早めの交換をおすすめします。
ブレーキディスク・ブレーキドラムについて
ブレーキディスクやブレーキドラムは、ブレーキパッドやブレーキライニングとの摩擦によりブレーキの力をタイヤに伝えています。ブレーキパッドやブレーキライニングと同じように摩耗しながらブレーキを作用させており、摩耗したまま使用するとブレーキに大きな影響をおよぼし、振動が発生したり重大な事故につながる恐れがあります。
交換時期の目安
点検後、厚さおよび内径が、限度値を超えている場合、交換します。
(シビアコンディション*の場合は12ヶ月点検)
- *
- シビアコンディションの条件:悪路走行が多い、走行距離が多い、山道など上り下りの頻繁な走行等
ブレーキフルードについて
ブレーキフルードはブレーキペダルを踏んだ力を各ブレーキに伝える役割を果たしています。ブレーキはクルマの運動エネルギーを摩擦熱に換えて停止するため、大変高温となります。従って、フルードも高温にさらされます。劣化したまま使用するとブレーキ性能が低下し重大な事故につながる恐れがあるので、適切なフルード量を保ち、定期的なフルード交換が必要です。
チェックポイント
- リザーバータンクのフルードが黒っぽく変色している
- 2~3年以上ブレーキフルードを交換していない
ブレーキフルードは長期間使っていると、液中の水分が多くなりブレーキの熱によって沸騰しやすく、ブレーキ性能が低下する恐れがあります。