安田顕の心に
新しい風を吹き込む。
トヨタ「bz4x」と行く、休日のショートトリップ

先進的でありながら、和の情緒あふれる景色にも不思議と調和する佇まいのbZ4X。「明日への活力を与えてくれるようなデザインですね。パシッとしすぎず、どこか人当たりが優しい」と安田顕さん。

休みの日には、少し遠くへ行きたくなる。自分の心に新しい風を吹き込むために。

安田顕さんが選んだのは、箱根へのドライブ。相棒は、トヨタの新しいBEV(電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」だ。好きなペースで、好きな場所へ。静かな森を抜け、アクセルを踏み、広い空を見上げる。そんな移動の時間こそが、大人の休日を豊かにしてくれる。

ハンドルを握り、景色が流れていくにつれ、彼の表情は少しずつ役者の顔から、ひとりの男のそれへと戻っていった。

足取りを軽やかにする、
快適なドライブ性能

バッテリーを床下に配置した低重心ボディにより、コーナリングも安定。左右にうねる山道でも振られにくく、カラダにも優しいクルマだ。

高速道路を降り、箱根の山道に入ると、bZ4Xはさらに軽やかになる。カーブを曲がる時も、地面に吸い付くようにスムーズだ。

「加速でもジェットコースターみたいなガクンという衝撃がない。モーターの力を使いながらも、無理をしていない感じが伝わるんです」

上り坂でもエンジンが唸ることはなく、ただ力強く、静かに登っていく。

「なんだか運転がうまくなったような気になるんですよ。……クルマのおかげなんですけどね(笑)」

気になった店に寄り道したり、景色のいい場所でクルマを止めたり。思いのままに山道を駆け抜けるbZ4X。

「電車は“線”の移動ですけど、クルマは“点と点”をつなぐような自由さがある。それが、クルマでの旅の魅力です」

ハンドルを握る時間そのものが、旅の楽しみになる。

BEVならではのなめらかな走り。加速時のショックが少なく、アクセルワークに呼応してスーッと進んでいく。

BEVならではのなめらかな走り。加速時のショックが少なく、アクセルワークに呼応してスーッと進んでいく。

「このクルマは、とにかく『優しい』ですね」と安田さんはハンドルを握りながらつぶやいた。

「せかせかする気持ちにならない。『慌てなさんな』とたしなめられているような感覚。ハンドル操作も穏やかで、乗り慣れたクルマのように、狭い山道でも安心して走らせることができるんです」

ドライバーを急かさず、緊張を解きほぐしてくれる操作感に、「クルマのほうから『リラックスしていいよ』と言ってくれている気がします」と笑う。

スペック上の数値にはあらわれにくい、人の心に寄り添うこの優しさを感じさせるチューニングこそが、bZ4Xの真の優れた性能といえるのかもしれない。

開放感のある室内空間が、
ゆとりを提供する

圧倒的な開放感をもたらすパノラマムーンルーフ。天を仰げば視界を遮るものを感じさせず、空とつながるような感覚を味わえる。

旅の目的地は、閑静な温泉旅館「界 箱根」。駐車場に止めて、ふと見上げると、そこには箱根の広々とした空が広がっていた。大型のパノラマムーンルーフが、車内と外の世界をひとつにつなぐ。

「天井がないみたいな感覚になるんです。まるで、スマートフォンからホームボタンが消えた時くらいの衝撃です(笑)」

安田さんはガラス越しの空を見つめながら、ふと役者としての哲学を口にした。

「演技をする時、僕は目の前の景色じゃなくて、自分の『背中』にある景色を意識するんです。お客さんが見ているのは、僕と、僕の背後にある世界だから」

開放的なルーフの下では、そんなプロフェッショナルな思考さえも、ふっと空に溶けていくようだ。

「スピーカーの音がすごくいい。好きな音楽を聴きながら、こうしてドライブできるのは幸せな空間ですね。リラックスして過ごせます」(安田さん)

「スピーカーの音がすごくいい。好きな音楽を聴きながら、こうしてドライブできるのは幸せな空間ですね。リラックスして過ごせます」(安田さん)

「閉ざされた箱ではなく、自然とつながれる場所ですね」

bZ4Xの室内は、単に広いだけでなく、圧倒的に“静か”だ。安田さんはその静寂に、ある情景を思い浮かべていた。

「妻が一緒に乗って、隣に愛犬がいて……。そんな時、これだけ静かだと会話もスムーズになるし、すごくリラックスできますよね」

普段は移動中に好きなラジオを聴き、台本を反芻するという安田さん。移動時間を“自分だけの個室”としても過ごせる静粛性こそが、bZ4Xが提供する最大のインテリアなのかもしれない。

旅で触れたものが、
自分を豊かにアップデートする

「寒冷地でも安心して使えるBEVなので、北海道出身の人間としては、開発のこだわりがすごくうれしいし、そんな日本のクルマがあることを誇らしく思います」(安田さん)

宿に到着してすぐに充電プラグを挿し込む。

「プラグを挿すだけで、あとは自由な時間を過ごせます」

チェックインを済ませ、荷物を解く。その間も、bZ4Xは静かに次の旅へのエネルギーを蓄えている。充電を待つ時間は、もはやロスではない。自分自身をケアするための豊かな時間だ。

「旅先で土地の歴史や文化を知る。そうやって自分が豊かになることが、僕にとってのアップデートなんです」

クルマも人も、同時にエネルギーをチャージする。そんな新しい旅のスタイルが、ここにある。

「界 箱根」のご当地楽ルームで、寄木細工のずく引き体験。土地の伝統や文化に触れ、旅の記憶をより深く心に刻む。

「界 箱根」のご当地楽ルームで、寄木細工のずく引き体験。土地の伝統や文化に触れ、旅の記憶をより深く心に刻む。

安田さんが体験したのは、箱根寄木細工の工房「露木木工所」との連携による「ずく引き」だった。幾重にも重ねられた木材が、自身の手によって削り出され、ひとつの文様として立ち上がる。安田さんは思わず声を漏らす。

「すごい。木がこんなに美しい模様に生まれ変わるんですね」

素材の可能性と、受け継がれてきた技に触れる。単なる体験にとどまらず、日常の延長線上にある休日を通して、静かにアップデートするひと時。伝統の技に触れて知的好奇心を満たす、そんな過ごし方がここにはあった。

帰路、安田さんはハンドルを握りながら、既に“次”を見据えていた。

「正直に言うと、帰りの車内ではもう次の仕事のことを考えています(笑)」

だが、その表情は晴れやかだ。

「帰り道はどうしても疲れが出るけれど、この静かな空間だと疲労が軽減される」

bZ4Xのストレスのない走りが、彼をプロフェッショナルの日常へと送り届けてくれるようだ。