渋谷に設置したこの大きな広告
実はこれ、加飾フィルムで彩られた太陽電池なのです!
いわば、“変身できる太陽電池(太陽光発電パネル)”
近い未来は発電する服も可能に!?
クルマづくりのノウハウを活かして
普通のカラフルなセロファンのように見えるフィルム。その正体は、トヨタの未来創生センターが、日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社と共同開発した、太陽電池をカラフルに彩る「太陽電池向け加飾フィルム」です。
通常、太陽電池をフィルムで覆うと太陽光が透過せず発電しなくなります。
そこで、自動車塗装のインク技術を応用。太陽光の大部分を透過させることが可能になり、ピンク・ブルー・グリーンなどカラフルな色で太陽電池を加飾できるようになりました。
周囲の景観に合わないと設置されづらい
これまでの太陽電池のほとんどが、黒色や紫色といった色でしたがこの技術を活かせば、周囲の景観に合わせてデザインできるので、あらゆる場所で設置の可能性が広がり、再生可能エネルギーの普及拡大が期待されます。
街の広告や衣服など、さまざまなものに応用可能!
加飾フィルムは、幅広い色のバリエーションがあるほか、印刷技術と融合することで木目調やレンガ調、迷彩柄などのデザインパターンも再現可能。
例えば、軽量な太陽電池に加飾フィルムを装着すれば、街中の店舗やビル壁などに“発電できる屋外広告“として、プロモーションにも使えます。また、シート状の太陽電池に装着すれば、服やバッグ、アウトドアグッズにも活用が期待されます。
実現すれば、太陽の下で街を歩くだけでスマホに充電できたり、キャンプ場で日中充電した電力を、夜でも使えたり、どこでも自由に発電できる世界がやってくるかもしれません。
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