お客様のお車のメンテナンスノート

自家用貨物車
(MIRAI、スープラ、ダイナ(2t)、トヨエース(2t)、軽自動車を除く)

簡単な点検整備

1.ウォーニングランプ(警告灯)の点灯
[マスターウォーニング、出力制限警告灯を除く]

パーキングブレーキをかけます。

エンジンスイッチ※1をON状態にし、メーター内のウォーニングランプが全部点灯することを点検します。

エンジンまたは、システム※2を始動しシートベルトを着用して、パーキングブレーキ表示灯以外のランプが消灯するか点検します。
さらに、フットブレーキを一杯踏み、パーキングブレーキを解除したとき、パーキングブレーキ表示灯が消灯するか点検します。
詳しくは取扱書をご覧ください。

※1 車種によって名称が異なります。詳しくは取扱書をご覧ください。

※2 ハイブリッド車:ハイブリッドシステム、電気自動車:EVシステム

アドバイス

  • ● 点灯しないランプは、バルブ切れの可能性があります。
  • ● 警告灯が消灯しない場合は異状が考えられます。
    ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

2.エンジンルーム(電気自動車はモータールーム)下の路面点検

駐車したあとに、エンジンルーム下の路面に油や、冷却水が漏れていないか点検します。

※ 車種によって名称が異なります。詳しくは取扱書をご覧ください。

アドバイス

油や、冷却水が漏れている場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

知識

油や、冷却水は、色が付いていたり、粘りや臭いがあります。
透明でサラサラしていればエアコンの除湿水で異状ではありません。

3.フロアの点検

フロアに空き缶等の異物がないか確認します。また、フロアマットやカーペットがずれていないか確認します。

警告

異物を除去し、マット類のずれを直してください。
異物があったり、マット類がずれていたりすると、アクセルやブレーキなどペダル類の操作のさまたげになり思わぬ事故につながるおそれがあります。

4.ワイパーゴム交換

ウインドの拭き具合が悪くなった場合は、ワイパーゴムを交換してください。

汎用品ワイパーゴムと交換するときは、あらかじめ使用する長さに切断します。

【Aタイプ】

  • ① ワイパーゴムのストッパーをブレードのツメから外れるまで引き、そのままブレードから引き抜きます。
  • ② 引き抜いたワイパーゴムからリテーナをはずし、新しいワイパーゴムに取り付けます。
  • ③ ワイパーゴムのストッパーがない側をブレードに沿って通し、ブレードのツメがワイパーゴムのストッパ―の位置にはいるまで差し込みます。

【Bタイプ】

  • ① ワイパーブレードのロックボタンを押し、ロックを解除します。
  • ② ワイパーブレードを取外します。
  • ③ ワイパーゴムを矢印方向に引っ張ります。
  • ④ ワイパーブレードのスリット部から引き抜き、ワイパーゴムを取外します。
  • ⑤ スリット部から新しいワイパーゴムを取り付けます。
  • ⑥ 新しいワイパーゴムを矢印方向に引っ張り、ワイパーブレードのキャップ部にはめ込みます。
  • ⑦ ワイパーブレードを取り付けます。

注意

ワイパーブレードを取外した後、ワイパーアームを立てたままにしないでください。
ワイパーアームが倒れて、ウインド・シールドガラスに傷、ヒビ割れがはいるおそれがあります。必ずウインド・シールドガラスの上に布を敷き、ワイパーアームの先端を布の上に置いてください。その際、ワイパーアームはゆっくりと倒してください。

知識

ワイパーゴムに石鹸水を塗布すると脱着しやすくなります。

5.エアコンの手入れ

冷媒(ガス)が不足していると、冷房性能が低下します。エアコンスイッチをONにして冷房風量を最大にします。2~3分間冷房した後、以下の方法で点検します。

  • ・ 点検窓付き車:点検窓を見て点検
  • ・ 点検窓無し車:トヨタ販売店にご相談ください。

【点検窓付き車】

点検窓より上視

  • : 冷媒量最適
    ほとんど透明です。エンジン回転を上げ下げすると気泡が流れることがあります。
  • : 冷媒量不足
    冷媒(ガス)量が不足している場合は、気泡が多数見えます。

洗車の際はラジエーターや熱交換器に、付着している泥やゴミを水で洗い落し、通気性をよくします。

知識

洗車機で噴出水圧が高い場合には、車両前方より2〜3mはなれた所から洗浄してください。

6.ダンパーステー機能の点検
(ダンパーステー装着車以外は点検不要)

下記方法により、バックドアおよびトランク、ボンネットのダンパーステーの保持力を点検します。

  • ① バックドアおよびトランク、ボンネットを全開位置まで開けます。
  • ② 閉じる方向に軽く手で押して、すぐに手を放します。

手を放してもさらに下降し続ける場合、ダンパーステーの保持力が低下している可能性があります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

警告

ダンパーステーの保持力が低下すると、バックドアやトランク、ボンネットが急に落ち、けがをするおそれがあります。

7.エア・クリーナ・エレメントの清掃・交換

エア・クリーナ・エレメントの清掃・交換については、トヨタ販売店にご相談ください。