走行性能

プラットフォーム

ボディ剛性を高めながら、歩行者保護にも配慮。

揺るぎない強固なボディ構造に仕立てるためには、構成部材も高強度でなくてはなりません。センチュリーは通常の鋼板を凌ぐ強度を持つ「ホットスタンプ材」など、高張力鋼板をボディの各所に積極的に使用。ショーファーカーとしてより強固なボディ構造と軽量化の両立を図っています。一方では、歩行者保護にも配慮。万が一の対人事故の場合、ポップアップフードはフード後方を瞬時に持ち上げフード下の空間を広げることで、歩行者の頭部への衝撃緩和に寄与します。

シームレスで自在な走り、ハイブリッド専用トランスミッション。

滑らかさを極めたV8・5.0Lエンジンと電気式無段変速機の組み合わせにより、変速ショックを感じさせないシームレスな加速と優れた乗り心地を生み出します。また、2段変速式リダクション機構採用により、低速域と高速域を切り替えることでモーターの効率をさらに高め、発進・加速時には力強いトルクを獲得。高速クルージング時には滑らかな走りを保ちます。

パワーユニット

高い環境性能と信頼性を誇るハイブリッドシステム。

これからの日本を牽引するリーダーをお乗せする車にとって、高い環境性能と信頼性は必要不可欠です。センチュリーのパワーユニットは、その要件を高度なレベルで充たすV8・5.0Lハイブリッドシステムを採用しました。トヨタが世界に先駆けて進化・熟成を図ってきたハイブリッド技術の結晶とも呼べるこのユニットは、環境性能のみならず走行性能や静粛性など、あらゆる領域で卓越した性能を発揮するとともに、確かな信頼性を備えています。

V8・5.0Lエンジンと高出力モーターの寡黙な力。

余裕の動力性能に加え、燃費や静粛性にも秀でたハイブリッド専用のV8・5.0Lエンジンを搭載。滑らかで静粛な走りは、後席でも快く感じていただけるはずです。発進・加速時には、高出力モーター+パワーコントロールユニットの働きにより、豊かなパワーと力強いトルクを静かに発揮します。さらには、ハイブリッドバッテリーの冷却用吸気口の位置を変更して静粛性を高めるなど、ショーファーカーのための独自の技術を駆使しています。

燃料消費率(国土交通省審査値)

走りの快適性

滑らかで安定した、至上の乗り心地。

走り出したことに気づかないほどの滑らかな動きや、走行中も楽に新聞を読める安定感。そのような上質な乗り心地を実現するために、構造用接着剤によるボディ剛性の向上をはじめ、サスペンション開発では、サスペンションアームやブッシュ、マウントなどのゴム部品一つひとつまでチューニングを施しました。エアサスペンションは十分なエアチャンバー容量を確保することで、ショーファーカーに相応しい上質な乗り心地を実現。またオートレベリング機能が常に車高を一定に保ち、安定した走りに貢献します。AVSは路面状況などに応じてショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御し、車体の動きを滑らかに抑え、さらにセンチュリー専用に開発した18インチタイヤが、上質な乗り心地の中でも、とりわけ走り出しの滑らかさに寄与します。

VDIM*1(EBD*2付ABS*3&VSC*4&TRC*5&EPS*6

エンジン、ブレーキ、ステアリングなどの機能をひとつのシステムとして統合制御することで、危険な状況に至る前に高い予防安全性を確保します。たとえば濡れた路面のコーナーや雪道で車両が横滑りしそうな状況において、車両が不安定な動きをする前から制御を開始。ドライバーが制御されていることを感じることなく、イメージした走行ラインをスムーズに安定して走れるよう支援します。

NAVI・AI-AVS

応答性に優れたリニアソレノイド式可変ショックアブソーバー採用により、様々な状況下で優れた乗り心地と安定感を両立するAVSにナビゲーションシステムを融合。車両前方のコーナー情報をもとに、あらかじめショックアブソーバーの減衰力を最適制御することで、コーナリング時の安定感をもたらします。