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1983年のフルモデルチェンジで5代目カローラは誕生した。『世界の最先端を行くベストフィットファミリーカー』を基本コンセプトとして開発された5代目は、シリーズとしてはじめて居住性と経済性に貢献するFF(前輪駆動方式)をセダン系に採用した。
また、クリーンノッチバックスタイルを採用したデザインはスムーズで安定感のある立体構成を基調としたボディラインで「スポーティ・ハンサム」と呼ばれた。
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内装は大衆車を超えた広い快適な居住空間を実現していたが、特にFF化したセダン系でその恩恵は大きく、クラストップレベルの値を実現した。これらによって、美しい外見と乗ってすぐに体感できる「ひとまわり大きな室内」のグッドバランスを実現した。
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FFとFRの二本立てで登場した5代目カローラ |
5代目シリーズではセダン系にカローラ初のFF方式を採用したが、クーペは従来通りのFR方式を採用した。主力であるセダンには経済性と居住性に優れているFFがふさわしく、スポーツ性を重視するクーペには運動性能の高いFRがふさわしいという判断から、このような二本立て仕様となった。
クーペはすべて「カローラレビン」という呼称に統一され、中でもそのフラッグシップモデルであるGT APEXには、新開発の高出力エンジン1600cc4A-GEU型が搭載された。この新型高性能エンジンはドライビングをスポーツとして楽しむ若い世代の圧倒的な支持を集めた。
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5代目カローラのバリエーション
5代目カローラは、フルモデルチェンジ当初、セダン系が4ドアと5ドア(リフトバック)、クーペ系が2ドアと3ドアの4バリエーションで展開された。クーペ系はすべて「カローラレビン」と命名され、よりスポーティでスペシャルティなイメージを強調した。デビューから1年半後には国内初のツインカム2ボックスの「FX」を新規で追加した。新世代2ボックスカーとして若い世代をターゲットに展開した。
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