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バブル期にあった87年のフルモデルチェンジでは、豊かさと多様化を特徴とする新しい時代の価値観にもとづいて「カローラを超えたカローラ」、すなわち従来のこのクラスに求められたレベルを遥かに超えるクオリティを求められていた。
そこで登場した6代目カローラは、これからの新しい時代・90年代に向けた新しい車格を創造する車−クラスを超えたハイクオリティ車として開発された。
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まず、メカニズム面では「抜群の車両性能によるFun
to Driveの実現」というコンセプトのもと、それまでに蓄積したトヨタの技術を結集し、高出力、低燃費、ハイレスポンス、心地よい音色が体感できるハイメカツインカムエンジンを開発、新たに搭載した。また、インテリアは室内全体のフルトリム化や部品の質感の調和を図ることでより豊かで高品質なものとした。これらを行うことで、ユーザーに深い満足感をもたらした。
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クラスを超えた世界のハイクオリティ車へ
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「クラスを超えたハイクオリティ車」の実現のために、具体的に重視された点は次の三つであった。(1)お客様の幅広いライフスタイルにベストフィットする個性豊かなボディラインアップ、(2)抜群の車両性能によるFun
to Driveの実現、(3)高い感性品質の実現。特徴的なのは(3)で車両の基本性能だけでなく、内外装品質から操作性、心地よい音色、シートやドアトリムなど室内装の肌触りに至るまで、細かく行き届いた設計によって、乗る人の感性に訴える深い満足を与えることを目標としていた。
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6代目カローラのバリエーション
6代目カローラではひときわ格調高いセダン、新感覚のファッショナブルな2ボックス車「FX」(3ドア&5ドア)、ライトウェイトスポーツクーペ「レビン」の3バリエーションで展開した。メカニズムとしてはツインカムのハイメカシリーズ第3弾としてセダンのエンジンを新開発し、また、スポーティツインカムシリーズの最高峰スーパーチャージャー付ツインカム4A-GZE型をレビンに新搭載した。また、5代目ではセダンにFF、クーペにFRを採用していたが、6代目のモデルチェンジでシリーズすべてをFFに一本化した。
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