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1991年にデビューした7代目は、シリーズ中最も豪華さに振ったカローラとも言われた。「新時代を見すえた次世代基準の創出」をコンセプトに、新しいクオリティを持つグローバルジャストサイズカーとして開発された。
具体的には(1)知的な美しさあふれるスタイルと人に優しいアメニティ空間の創出、(2)「走る」「曲がる」「止まる」のすべてを一段と進化させた卓越した走行性能、(3)心を満たす安心感を生む安全性・信頼性の徹底的追及の3点を重点的に開発された。
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新たなクオリティを生み出すための斬新なアプローチ |
7代目カローラの開発においては、それまで部門ごとに行われてきた、エンジン・サスペンション・ブレーキ・ボデー剛性・シートなど各パーツの設計を「走る」「曲がる」「止まる」に関わるすべての要素として統合した上で新設計することにより、各要素を高次元で融合させ、より高い走行性能を獲得することができた。
この結果、ドライバーの意思に機敏に反応するゆとりあるパワーと高い運動性能によって、緊急時の危険回避にも優れたアクティブな安全性を一段と向上させることができた。
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7代目カローラのバリエーション
ボディスタイルは4ドアセダンと2ドアクーペの2種類。セダンは伸びやかで躍動感のあるデザインに、大型ヘッドランプや横一文字のリアコンビネーションランプを配し、格調高いプロポーションとした。一方クーペ(レビン)は流麗かつエレガントでスポーティなフォルムとした。
全部で6種類のエンジンがラインナップされ、ガソリンエンジンはすべて電子制御式燃料噴射装置EFI装着ツインカムを採用した。セダンにディーゼルエンジン搭載モデルが用意されたほか、GT系には新設計の5バルブ160馬力エンジン1600cc4A-GE型を設定した。
さらに、セダンとクーペが7代目にバトンタッチした1年後、スポーティハッチバック車FXがフルモデルチェンジした。3ドアのスポーツテイストあふれるスタイルで、レビンに迫る高い運動性能を持っていた。
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